衣装協力

下北沢の劇場「楽園」で行われました塩田貞治さんのお芝居に、衣装協力をいたしました。

昭和の絣の着物です。石川県七尾市にあります、古布・骨董~丹~niho さんでゲットしてきた着物です。
知り合いの方にご紹介を頂きまして、わざわざ、Goto使えない時に行ってまいりました。
本当は、能登上布とかを見に行ったのですが、その中で、これかっこいいなと思いまして、買ってしまったというわけです。笑

たぶん高くてお店では、誰も買っていかないと思いますが、ちょっと記念にと、また、参考になるなと思ったという言い訳です。大正から昭和初期の頃の絣の着物。何代にもわたって、大切に使われてきた跡があります。確かに貴重な着物であったと思われますが、単に大切に使うのではなく、労働の記憶の継承ということが行われてたんだと思います。つまり、着物が労働の動きを記憶しているので、それを継いだひとは、自然と着物が仕事を手伝ってくれるというわけです。ですから、袖を通せばわかりますが、圧倒的動きやすいのです。これは、日本の着物文化の考え方の一つでもあります。新しい着物だけが良い着物という訳では無く、補修しながらでも、受け継ぐ価値を着物の中に見いだしていたということだと思います。

石川県は戦争による空襲が少なく、貴重な着物が今も残っている地域であります。

塩田さん写真ありがとうございました。韓国語も話せて、イケメンだし、これからのご活躍も楽しみです。

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