和文化体験二日目
先週に引き続き、お店に来てくれました。お疲れさまです。
短い時間の中で、出来ることは限られますが、
何か一つでも、体験してもらえればと思います。
まず、この掛け軸みて思い出す俳句は、ありますか?笑
そりゃ、知りませんよね。
朝顔や 釣瓶とられて もらひ水 加賀千代女
さて身体は無自覚無意識の世界ですから、アプローチの仕方がありません。
そこで、生まれたのが文化ですね。
では、一つ俳句という文化、
これを正座するという所作にのせるとどうなるでしょうか?
*正座
前回は、垂直と感覚の移動を入れて正座をしてみましたが
今回は、ちょっと軽く、呼吸法をいれてみました。
吐きから始まる日本の呼吸
吐きから息が、始まれば、死ぬときに息を引き取れますね?笑
自分を吐き出さないと、新しい物を受け入れられないという思想もあるのかもしれませんね。
でも、思想は、技から生まれないと、意味がありませんので、実技として、とりあえず正座する。
今回は、立ち上がり方もすこし練習しました。
まだ、ふらふらするので、それはまた次回ね。
*足半と一本歯の下駄
体験として、足半(あしなか)と一本歯の下駄を履いてもらった。
なるほど、身体が変わります。このとき、なんの努力もいりません。
このなんの努力もなしに享受できるものを文化といいます。
ただ、これらをなしにその身体を作りだすのに、皆さんは、何十年と稽古をかさねて努力するわけですが、その何十年分の稽古が、素人の人でも、履き物ひとつで、出来てしまうという。爆。
*文化
科学は、可視化できるもの数値化できるものしか、認めません。
一方で、文化は、観ることも感じることも出来ない物の力に触れることです。
ですから、現代の生活では別次元のお話になってしまいます。
文化はなんの努力もなしに享受できるものです。あとはその思想をとらえるだけですが、それは知識では無理で、技をとおして知恵にする必要があるわけです。それをエビデンスがないと否定するのは、自由ですが、やってみたら自分の可能性をすごく開いてくれる事でもあり、ただただ驚愕するわけですが、茅の外から見ていても、絶対に理解不能ですし享受もできません。笑
*身体
身体とは何?と聞けば、普通は、死んだときに残るものしか思い浮かばないですよね。
ですから、フランス語は身体は、死体と同じ単語です。
科学は、この死体をいじって学問にしましたが、
それでは、文化になりません。
大前提として、私たちは生きているということが大事なのです。
では、生きている身体とは何ですか?
メモ(レッスンのポイント)
これは、単に僕が何を教えたか忘れるので、ただのメモ書きです。笑
・正座の意味
・立ち方
・内股のしめかた
・俳句
・所作と俳句
・生きている身体について
*おわり
帯の締め方は、自分で勉強してきたようで、素晴らしいです。
言うことありません。浴衣で帰りました。
動くことも大切ですね
半衿の付け方を次回、やってみたら、どうなるか?笑
僕は、教えられないので、勉強してきてね
お疲れさまでした