驚くような手績み(うみ)糸を寒さに耐えながら織り上げ、純白の雪に晒す。
新潟県南魚沼市を中心に生産される平織の麻織物
通気性に富み、蒸し暑い日本の夏に最適
湿度の高い雪国の風土が麻織物の生産に適している
国の重要無形文化財
塩沢つむぎ記念館

echigo

yahoo画像検索より拝借

高機ではなくいざり機を使う
いざり機織りは、床に座り腰に巻いたシマキで経糸を強く張りながら織る
天候や糸の状態によって微妙に張りを調整する

雪晒し

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yahoo画像検索より拝借

最後の仕上げの工程、言ってみれば自然の漂泊
雪に紫外線が反応してオゾンが発生して、漂泊作用がある
雪晒しは2月から4月の雪解けまで、天気が安定する時期を選ぶ
寒すぎて雪が凍ると効果が無く、少し解け始めて水蒸気が出てくる状態がよい
朝水洗いした布を雪に晒し、夕方取り込む、約10日繰り返す