所作のワークショップは何をするのか?

基本的には、何かを教わるのではなく、何かを感じて、経験してもらうことになります。

ですから、礼法とか、マナー講座とは全然違いますし、江戸しぐさでもありません。知識としての日本文化を知ることは、基本的には、このワークショップの主題ではありません。
知識や情報は、権威の裏付けが大切ですので、有識者と言われるような学者や大学の教授、または有名人などから教わって下さい。

逆に、礼法や、茶道などで習う内容と違うことを実践する場合もありますので、その点はご了承ください。

型について

型は、堅苦しいとか、良くないイメージをお持ちの方もいらっしゃいます。自分は、自分らしくありたいとか、型にとらわれずに自由にやりたいとか思うかもしれません。

でも、このワークショップでの捉え方は、ちょっと違います。型は、例えば、絵を描くときの筆や絵の具だと思って下さい。
自分は自由に絵を描きたいと言って、キャンバスや絵の具から作り出すとしたら、それはそれで素晴らしいことですが、本題の絵を描くところに到達する前に、そこそこ人生が終わりそうですよね。笑

型は、あなたを縛るものかもしれませんが、それには長い間、練られてきた知恵が内包されております。つまり、型を学ぶことが大事では無く、型をとることによって引き出される、自分の感性に気づくことが大切なのです。自分の思い通りに動いていても、意識が高くなるだけで、感性は衰退していくわけです。ごめんなさい、自由な人は、そうは思いませんね。そういう方には、所作は向いておりません。

自分との対話

世の中が、どんどん合理主義に傾く中、どうしても、自分という存在を客観的にとらえることが、大切だと信じていると思います。ただ、客観的な自分というのは、理解はしやすいのですが、そこからは感覚や感性を生み出すのは難しいと思います。

例えば、挨拶の礼は、身体を30度倒します。と言われても、それは鏡に映った自分を想定してなぞることしか出来ませんから、位置情報としての自分で、感覚としての自分ではありません。実際には、動きとして簡単に位置情報をなぞることができますが、たぶん、そこから感性は動きませんし、当然ながら、それをいくらやってみても、そこから文化は生まれてこないでしょうね??

そうなんです、ちょっと、面倒だし、やっかいなのですが、所作でやろうとしていることは、感覚としての自分をみつけて、感性を豊かにする作業なのです。そこからは、なんの利益や合理性も生み出しませんが、ひょっとしたら自分を見つめ直す良い機会になりますし、ああ、意味も無く佳いなって、思える瞬間にめぐりあえるかもしれません。

なるほど、日本人は、この佳いという感覚をこのんで、文化を形成してきたんだなぁって、感じて頂けたら幸いです。

それが、感じて頂けたら、もう日本の沼にはまったと思って下さい。笑

ワークショップ日程

*12月14日19:00~20:30 お店にて、事前にご連絡ください。
参加者無き場合は、20:00まで通常営業になります。
定員3名 料金¥2,000-